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Shopifyのセキュリティ対策について魅力を語ってみる

Shopifyのセキュリティ対策について魅力を語ってみる-サムネイル

Shopifyはプログラムやサイト制作に詳しくなくても自前のECサイトを持つことができるECプラットフォームサービスです。

海外発のサービスであるものの、日本国内でも法人、個人問わず幅広く使われており、大手企業の自社ECサイトもShopifyを利用して構築されているというケースも少なくありません。

弊社でもECサイトの構築要望については、基本的にShopifyから提案させて頂いており、Shopifyでの対応が向かないケースの場合は、別の方法でのECサイト構築をご提案しております。

今回は、Shopifyを用いたECサイト構築の中で感じたShopifyのセキュリティ対策に関する魅力を語っていきたいと思います。

魅力その1:技術的なセキュリティ対策を意識する必要がない

まず初めにご紹介したいこととしましては、このあとに紹介していくShopifyのセキュリティ関連の機能に関して共通することなのですが、技術的なセキュリティ対策についてECサイトを運営する側が意識する必要がないというところにあります。

この世の中にはあらゆるテクノロジー犯罪が溢れかえっています。
クレジットカードの入力情報を傍受する攻撃もあれば、クレジットカードの不正利用などもあります。
そういった攻撃に対して、セキュリティのプロが常に対策を講じているのですが、プログラミングやセキュリティに関して詳しくない方が最新情報をキャッチし、自社ECサイトに対策を導入するということは誰でもできることではありません。

Shopifyでは、そういった技術的専門性の高いセキュリティ対策を基本機能として提供してくれており、ECサイトを運営する側としては、そのセキュリティ対策の有効化や設定について意識したり、管理したりする必要がありません。

Shopifyは、システムの専門家でなくてもECサイトを安全に運営できる仕組みを整えてくれているのです。

魅力その2:SSL対応(HTTPS)の標準化

さて、ここからShopifyが提供してくれているセキュリティ対策を個別に紹介していきたいと思います。

その一つが、SSL対応の標準化です。

「SSL対応ってなに?」という疑問があるかもしれませんが、目に見える違いとしては、サイトURLが「http:~」から「https:~」に変わります。

ただ「s」が付いただけで何が違うの?って感じだと思いますが、この「s」はセキュア(secure)の「s」を示しており、安全な通信状態であることを証明しています。

SSL対応されている環境では、メールフォームの送信など通信時に発生するデータが暗号化されており、仮に通信データが傍受されていたとしても、通信内容自体を盗まれることを防いでくれます。

ECサイトの中では注文時にクレジットカード情報の入力を行いますよね?
そのときにSSL対応されていない環境だとクレジットカード情報をこっそりと盗まれてしまう恐れがありますが、Shopifyの環境ではデフォルトでSSL対応が提供されていますので、購入者も安心して買い物をできるようになります。

魅力その3:最新の3Dセキュアを標準搭載

クレジットカードの不正利用を防止するための仕組みとして、各カード会社は3Dセキュアという認証の仕組みを提供しています。

この3Dセキュアは、ECサイトでクレジットカードを利用した注文を行う際に、SMSなどを使って本人確認をとることでクレジットカードの不正利用を未然に防ぐための仕組みです。

現在は3Dセキュア2.0が最新バージョンであり、ECサイトを運営する事業者は2025年までにこの3Dセキュア2.0の導入を行わなければならないと義務付けられています。

Shopifyなら、この3Dセキュア2.0の導入について頭を悩ます必要はありません。
Shopifyを使って構築したECサイトには標準で3Dセキュア2.0が導入されており、その管理もすべてShopify側が行ってくれています。
ECサイト運営者側は3Dセキュアの有効化に関する設定を管理しなくてもいいし、今後のバージョンアップに関する対応もShopifyがすべて管理してくれるでしょう。

やはり、ここでもプログラム的知識は一切必要なく、3Dセキュア2.0の導入について調べたり、実際に手を動かして作業する必要がないのです。

魅力その4:不正注文のリスク判定機能の提供

Shopifyは、独自の不正注文判定アルゴリズムを持っており、全ての注文に対して不正注文のリスクを低・中・高の3段階で判定してくれます。

その判定要因は多岐にわたり、クレジットカード決済の試行回数やIPアドレス、注文傾向など様々なチェック項目で不正注文のリスクを評価してくれます。

ECサイトを運営する方は、この判定内容をチェックしながら注文に対して処理を受け付けるか判断をしていく形となります。

クレジットカードの不正利用を行った注文は思っているより日常にあふれています。
特に単価が高く、転売のしやすい商品を扱っている場合は狙われる可能性が高く、クレジットカードの注文のオーソリが通ったからと言って、クレジットカードの不正利用である可能性はゼロではありません。
先に述べた3Dセキュアの認証が発動せず、注文として通ってくるということも少なくありません。

もしクレジットカード不正利用の注文を受け付けてしまい、不正と気づかずに処理を進めてしまうと後々チャージバックを受けてしまい、売上金額を返却させられ、さらに商品も返ってこないという二重苦に苛まれてしまいます。

そこでECサイト運営を安全に行うための最後の砦となるのが、この不正注文リスクの判定機能になります。

この不正注文リスクが高と判定された注文に対しては、必ず電話による本人確認を行ったり、すべて強制的にキャンセルとしてしまうなど厳しい運用ルールを設けることで、クレジットカード不正利用による被害を未然に防ぐことができます。

まとめ

クライアント様にShopifyを活用したECサイト構築や運用を提案・サポートする立場として感じたShopifyのセキュリティ対策に関する魅力をご紹介しました。

もちろんShopifyに限らず、多くのECプラットフォームはそれぞれセキュリティ対策をサポートしていますが、Shopifyは費用面やカスタマイズ性からみても、コンパクトにECサイト運営をスタートするケースにおすすめできるサービスになっています。

最新のセキュリティ対策を導入したいけど、導入する専門家や管理の方法がわからないと諦めている方はShopifyを活用したECサイトも考えてみてはいかがでしょうか。

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